地獄

決して見晴らしの良くない、雑記。

桶屋は儲からない

23時過ぎ。

喫煙所で待ち合わせることになっていた。あまり馴染みのない場所であったので辿り着けるか些か不安であったが、エスカレーターを上がり外へ出ると、いとも容易く喫煙所は見つかった。既に相手はいるようだった。有象無象の中、彼のことはすぐにわかった。わたしから話しかけたが、相手は先に気付いていたように思う。

歩き始めるとその街特有の喧騒が、心地よくも悪くもあった。

普段ならあまり行かないような場所で、以前なら絶対に会わないような人と。

 何もかもが鮮烈で、とうとう、わたしは本気で頭がおかしくなってしまったらしい。

一切のことが無に帰してしまう気配がある。